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(1)代謝エネルギーシステムは体内システムのすべての基本です。
それは一口で言うと、人間が生きていくためのエネルギーを消費・蓄積するシステムのことです。
つまり食物を食べることによって、体全体の細胞のレベルにいたるまでありとあらゆる活動に必要な栄養・エネルギーを供給し、運動する、考えるといった日常生活を営む上でなくてはならないものです。
食べれない(栄養不足)、何を食べているか(発がん物質など)、どのくらい食べているか(過食)といったことの結果として、免疫が低下し栄養失調だったり、がんの誘発だったり、肥満、糖尿病だったりと生活習慣病を患うことになるのです。
(2)自律神経系のシステムは、交感神経と副交感神経の2種類の神経系統から成り立ち、「自律」とあるように、私たちの意志ではコントロールできないという特徴があります。
心臓を動かす(血液の循環)、無意識の呼吸、胃腸での消化など体全体の、意思がおよばない運動を司っています。
自律神経の交感神経と副交感神経は、交感神経→興奮させる(職場でのミス、全力運動、夫婦喧嘩などのストレス)、副交感神経→リラックスさせる(音楽を聴きながらくつろぐ、お風呂でゆったり、歩く)、という具合にそれぞれ相反する方向に働き、健康なときには常にバランスを保っています。
ところが強いストレスなどでこの2種類の神経のバランスが崩れ、片方に極端に持続的に偏ると、顆粒球とリンパ球のバランスも偏りさまざまな病気をもたらします。
※体の生命活動すべてをコントロールしているこの自律神経システムが、実は白血球のシステムもコントロールしています。
(3)白血球のシステムは免疫を司り、免疫に関るのは「マクロファージ」「顆粒球」「リンパ球」です。
ご存知の通り成人の血液は、赤血球(酸素や栄養を全身に運ぶ)、白血球(血管内部を自由に動き回り抗原・変質自己細胞を攻撃し体を守る)、血小板(出血時に血液を凝固させる)からなり、体重の約13分の1、約5㍑でほとんど骨髄で作られますが、白血球の一部は脾臓やリンパ節など別の場所でも作られます。
免疫を司る白血球は、血球全体の1000分の1の量ですが、健康な状態の時には
マクロファージ 5%
顆粒球 60%
リンパ球 35%
の割合を保っています。
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