お早う御座います。
※名言の紹介※
◆人間こそは笑い、また泣くところの唯一の動物である。
つまり人間こそ、あるがままの事実と、あるべきはずの事実との相違に心を打たれる唯一の動物で
あるからだ。
ウィリアム=ハズリット
※命に活力を…※
■名もない人達と歩みながら、心を打たれたといわれる人生を、私は、生きたい。
◎幸運を呼ぶ宝箱※◎
◆若い修行僧が、ある日老師に「地獄というのは、どんなところですか」と尋ねました。
老師は次のように答えました。
「地獄には、大きな釜の中に、うまいうどんが湯気をたてて煮えている。
ところがそれを食べるには、長さが一メートルほどもある長い箸を使うしかない」。
「何が起こるか想像がつくであろう」と、老師は続けました。
「皆お腹が空いているので、その長い箸でうどんを争って食べようとする。
しかし、箸が長すぎるため、うどんを掴むことはできても、口に入れることができない。
皆、自分が真っ先に食べようと、狂ったようになり、ケンカを始め、しまいには、うどんはあちこちに
飛び散ってしまい、誰も食べることはできない」。
若い修行僧は、「それでは極楽とはどんなところですか」と尋ねました。
老師の答えはこうでした。
極楽も、実は同じようになっている。
ただそこでは、人々はうどんを長い箸でつまむと、釜の向こう側にいる人に、『どうぞこのご馳走を
お先に召し上がってください』と、すすめる。
すると、釜の向こう側にいる人は、それを有り難く受け、『どうもご馳走さまでした。今度はあなたに
お返しをさせてください』と、自分の箸でうどんをとってすすめる。
そこでは全員が美味しいうどんを食べることが、つまり、永遠の至福を楽しむことができる。
我々の人生においても自分のことのみを考えるのか、それともお互いに思いやりを持って接する
かによって、極楽にも地獄にもなり得るのです。
【稲盛和夫】
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