いつも有難うございます。
躍動の1日ワクワクドキドキ…今日も一歩でも前へ…
※名言の紹介※
◆財を残すを下、仕事を残すを中、人を残すを上とする。
中国の諺
※命に躍動を…※
■真の賢者とは知らぬことを知らぬと認めながら、彼独自の追求と観察の姿勢を貫く人であるのかもしれない。
◎幸運を呼ぶ宝箱※◎
◆野村の革命 野村克也著 野球心理学者たれ!
私が捕手というポジションの真の面白さがわかりかけてきたのは三冠王を獲る三十歳前後のことだった。
プロとして一人前と呼ばれる段階に達するまで、十年の時を要している。
捕手は捕って投げる能力だけが大事なのではない。
むしろ、投手の気持ちを良くくみ取って、良いところを引き出し気持ちよく投球させる。
そして、相手打者の狙いを読んで、その裏をかく、人間の心理に精通することが大事だと思うようになった。
捕手の条件は、相手打者の分析、観察、洞察、記憶、推理等の力をつけることでもある。
若い頃というのはとっぴなことを考えるものである。
人間の心理に精通するにはどうするか。
専門家に聞けばよい。
心理の専門家と言ったら心理学者だ。
私の知り合いの新聞記者に頼んで、大阪にある大学の心理学者を紹介してもらった。
専門家にはどんな話を聞けばよいのか。
いろいろ考えながら、その方のお宅を訪ねた。
プロ野球選手が心理学の話を聞きに来るなど、先方からすれば思いもよらないことだっただろう。
物珍しそうに私を見ながら、先生は心理学のイロハを説く前に、色々な質問を投げかけてきた。
訊かれるままに、私の自分の経験や持論を話した。
野球は体だけでやるもんではない。
相手の心理を読まなければ、良い結果を出すことはできない。
中でも、捕手は最も人間心理に精通していなければならない。
そう考えて心理学に興味を持った。
自分は試合の中で、対戦相手の心理を探るために、こんなことをしている。
打者や投手の気持ちというのは、プレーのこういう局面によく現れる。
実際のプレー体験を交えながら、かなりの長い時間、持論をまくし立てたのを覚えている。
一通り聞き終えると、相手の先生は言った。
「野村さん、あなたは心理学の勉強なんてする必要はありません。これまでたってこられてきたことが十分心理学になっているんです。あなたは立派な心理学者ですよ」!
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