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免疫力が低下すると!
自律神経と免疫力関係は免疫のカギ自律神経でお話してきました。
自律神経の交感神経が優位になると、アドレナリンが過剰に分泌され、顆粒球や活性酸素が増加し血行は悪くなっていきます。
すると免疫力が低下して、生活習慣病や痛みなど、さまざまな病気へと発展していくのです。
逆に、副交感神経が優位になると、リンパ球が増えて免疫力は向上していきます。
しかし、増えすぎると免疫過剰となって、体内に入ったちょっとした異物でさえ排除しようと、鼻水や咳などのアレルギー反応が起こってしまうのです。
とはいえ、多くの病は交感神経優位による免疫力の低下から生じるようです。
注意すべきは、交感神経優位を防ぐことでしょう。
特に男性はストレス過多で交感神経が優位になり、病気になりやすいです。
なぜなら、男性のほとんどが組織下で働き、仕事上でストレスを感じることが多いためといわれています。
男性の長寿県である、長野県や岐阜県などは、比較的ゆったりした環境で、おだやかな気質の人が多い地域なのです。
ストレスが少ない環境のほうが、男性は長生きできるという裏づけにもなりますね。
一方、女性の敵は冷えといわれています。
女性の身体は男性よりも脂肪が多く、その脂肪細胞に入っている血管は細いのです。
つまり、組織に血液が行き渡りにくい仕組みになっているのです。
このため、血行が悪いことで交感神経が優位になり、やがて病気になる。
というわけです。
女性の長寿県1位は温暖な沖縄で、最下位は寒冷な青森であることは、冷えが女性の敵であることを考えれば、これは一つの事実といえるでしょう。さらに冷えは、自律神経とも深い関係があります。
交感神経や副交感神経が優位な人は、36度以下の低体温(=冷え)であるそうです。
古くから、女性は身体を冷やすなといわれてきましたが、免疫学の観点からもまさに同じ結論に達したというわけです。
免疫力の低下は、女性では冷えで、男性ではストレスで、これらによって引き起こされやすいということですね。
この辺の対策が免疫力強化のポイントにもなってくるかと思います。
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