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肝臓と腎臓は沈黙の臓器！

胃やお腹などは、痛みを感じやすいのですが、対照的なのが肝臓と腎臓です。
肝臓と腎臓は、沈黙の臓器と呼ばれており、肝腎要 (肝心要) と言われています。
体から発する痛みは、体のどこかに支障があることを知らせてくれるサインです。

とくに、お腹の痛みは大変わかりやすいサインを送ってくれます。
お腹が痛くなると、便通にも影響して、便秘になったり、便がゆるくなったり、便の様子を調べると、お腹がどんな具合なのか、ある程度察知することができます。

しかし、肝臓や腎臓は、少々支障をきたしていても、臓器から直接的に痛みのサインを送ってはくれません。
自覚症状がないうちに、知らず知らずのうちに症状が進み、気がついたら大変なことになっていた、というケースも少なくありません。

肝臓は、他の臓器と比較して、もっとも大きな臓器で、胃腸で吸収された飲食物が分解された肝臓に運ばれて、脂質・糖質・タンパク質などを合成して、体内に必要な別の成分に変える作用があります。
肝臓は、体内の毒素を解毒する作用に優れています。

肝臓の病気には、肝臓ガンや肝硬変、肝炎 (A型・B型・C型) などがあります。

腎臓も、肝臓と同様に解毒作用があります。
肝臓や腎臓の機能を調べるには、尿検査が最も簡単な方法です。
尿検査から読み取れるさまざまな数値から、正常に機能しているかどうか、調べられます。

肝臓や腎臓、そのものに痛みがなくても、尿によって出されるサインが病気の判断の目安となります。
腎臓に疾患があると、尿が出にくくなり、ひどくなると体内に余分な老廃物がたまり、むくみの症状が起きます。
排尿のときに泡立ちが見えたら、尿タンパクの数値が高くなり、腎臓疾患にかかっている可能性が高くなります。

そのような状態を未然に予防するために、健康診断や人間ドックなど、定期健診を受けることが必要になります。

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